皆さんは検索エンジンで検索する時、何か言葉(キーワード)をいれますよね?
多くの人に検索される言葉(キーワード)というのは、ネットビジネスで稼ごうとしているサイトに検索結果の上位を独占されているケースが多いです。
これはそういったサイトがグーグルなどの検索エンジンにおいて、狙ったキーワードで上位表示させるためのSEO対策というテクニックを駆使しているためです。
目次
専門知識のない素人が記事を書いている事があるので注意!
専門知識をもった人の記事が検索結果の上位に表示されていれば問題ないのですが、残念ながら現在検索上位を独占しているサイトの多くは、専門家でもない素人や外注のライターが浅はかな知識で記事を書いているケースが多いです。
中でも問題なのが、元は専門家が書いた信頼出来る記事であったものを、素人が勝手に改変や追記をしてしまうケースです。
コピペ、リライト、引用を悪用している
例えば、ある分野の商品を売るためのサイトを作ろうとした際、その分野をゼロから勉強するのは効率が悪いので、他人の記事を活用するというのはネットビジネスでは当たり前になっています。
他人の記事を活用する場合、ネットビジネスにおいて主に「コピペ」「リライト」「引用」の3種類の方法が使われてきました。
まずコピペですが、これは他人の記事をあたかも自分が書いたように使う事を指し、明らかに著作権の侵害にあたります。
そこでリライトといって、元の記事を少し手直しした記事が使われるようになりました。
どの程度が著作権の侵害にあたるのか色々な意見が飛び交っているようですが、最近のグーグルの検索エンジンは賢くなってきており、ちょっとやそっとのリライトではSEO対策どころか、ペナルティを受けて検索圏外に飛ばされることも出てきました。
ですので現在では、単純にコピペやリライトしただけの記事というのは少なくなってきたのですが、まだイタチごっこは続き、次は「キュレーションサイト(まとめサイト)」で見られうような、色々なサイトの「引用」を繋ぎ合わせたような妙な形式の記事が多くなりました。
ダブルクォーテーションの後に2~3行の文章が続き、その下に小さな文字で引用元や出典元とかいたリンクが貼られ、その形式の短文が連続してひとつの記事になているのを見かけたことがあると思いますが、あれがこの引用を使った方法です。
今後も信憑性のある記事が検索上位に表示されるとは限らない
本来の引用の使い方はネットで調べればいくらでも出てきますので割愛させていただきますが、間違いなくそれらは本来の使い方を逸脱しています。
しかしグーグルとしては、そういったまとめサイトが著作権を侵害しているわけでもないですし、そのサイト自体に需要があり広告費も稼げたので、そういった記事を検索上位に表示していたのです。
しかし、ご存知の方も多いと思いますが、WELQ(ウェルク)」をはじめ複数のまとめサイトが次から次へとサイトの休止においやられました。
あれは、殆どの記事を外部のライターに外注していたので、本来改変してはいけないはずの引用を勝手に改編したり、酷い時には引用という形式すらとらずに、いわゆる記事の盗用などが発覚してしまったために休止においやられたのです。
それを受けて日本のグーグルは、信憑性に欠ける記事は検索上位に表示させない措置をとったと発表しましたが、全ての記事をチェック出来るとは考えにくいので、今後もイタチごっこは続いていくでしょう。
あなた自身で深堀りして調べるしかありません。
そんなデタラメ情報ばかりがはびこるネットの情報は信じない方が良いのかといえば、決してそんなことはなく、本当に貴重で有益な情報もたくさんあります。
重要なのは、それを見抜くあなた自身のチカラです。
対処法
ではどうすればインチキ商品・詐欺商品・デタラメ商品に騙されずに済むのか?
それは、あなた自身で調べる事が重要です。
ある情報をネット上で見つけた時、その情報が本当なのかを深堀りする習慣を身に付けてください。
例えば「良いシャンプーの選び方」みたいな記事に「シリコン」が悪者のように表現されているのを見た事はありませんか?
「シリコン」が入ったシャンプーは髪や頭皮によくないので、「ノンシリコンシャンプー」がおすすめですといった文言です。
あれはよくありがちなパターンでして、売りたい商品を良く見せるために他の商品に悪い印象を与える方法ですね。
そういった文言を見て「へー、シリコンって髪や頭皮に悪いんだな」なんてスグに信じてはいけませんよ!
そんな時は「シリコン 髪に悪い 嘘」みたいなワードで検索してみたください。
そうすれば、用途に合わせて使えばシリコンは非常に効果的な成分だということが分かるはずです。
つまり、ある情報を見つけた時、最後に「嘘」みたいな語句を付けて調べれば、いくらか真実が見えてくるという事です。
本来なら更に深堀りして欲しいですが…
本来ならもっと深堀りするために、それに関する知識を勉強するのが望ましいです。
例えばシリコンにも色々な種類があることが見えてきたり、他にもシリコンと同じような成分があり、その成分を入れて「ノンシリコンシャンプー」と販売している商品があることなどなど、業界の裏側まで見えてくると本当に良いシャンプーの見つけ方が段々見えてきます。
ただ、シャンプーを見つけるために、そこまで時間を使うのも現実的ではないかもしれませんね。
ネットで見つけた全ての情報に関して深く勉強していたら時間がいくらあっても足らなくなってしまうでしょう。
ですので、せめて「嘘」を語尾に付けて調べてみるだけでも下手な情報に騙されずに済むはずですので是非ためしてみてください。