「似合うヘアスタイルにして下さい」は危険?!

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似合うスタイル

あなたも美容室で「似合うヘアスタイルにして下さい」と言ったことがあるのではないでしょうか?

しかし、この一言だけでは、満足できないヘアスタイルになる可能性が高くなるため、注意が必要です。

美容師とお客様の考え方は、これほど違う

なぜ「似合うヘアスタイルにして下さい」だけでは、満足できない結果になりやすいのでしょうか。

それは、「似合う」=(イコール)「あなたの好み」ではないからです。

実は、「似合う」という言葉自体が非常に曖昧なのです。

プロが定義している“似合わせ”の理論は数多く存在しますが、それが必ずしも本人の好みと一致するとは限りません。

例えば、「面長の人は前髪を作るとよい」といった、ざっくりした定義があります。しかし実際には、面長でも前髪が嫌いな方は珍しくありません。
また、「エラが張っている人はひし形シルエットにすると良い」という定義もありますが、できるだけコンパクトにまとめたいという好みの方にとっては、ひし形スタイルはむしろ好みではない場合もあります。

さらに、「似合うヘアスタイルにして下さい」と言えば、プロなら自分の欠点をカバーしてくれるだろう、と思うかもしれません。
しかし、そもそもあなたが欠点だと思っている部分を、美容師が欠点だと捉えているとは限らないのです。

【小話】
テレビやSNSなどで、自信満々の美容師が「似合わせ術であなたを変身させます!」といった企画を見たことはありませんか?
あれは何をしているかというと、**世間一般にウケが良いスタイルの中から、似合いそうなものを選んでいる**だけの場合が多いのです。

その場では空気を読んで「うわぁ、素敵!」と喜んでいても、心の中では「うわぁ、嫌い!」と叫んでいることもあるかもしれません(笑)

ズレが生じるメカニズム

もう一つ、ぜひ理解していただきたい点があります。

お客様の中には、「自分に似合うスタイルなんて、あまり無いのでは」と決めつけている方が、実は少なくありません。

しかし実際には、多くの場合、美容師の頭の中には「この人にはこれも似合う、あれも似合う」という複数の選択肢が浮かんでいます。
その中から、最終的に一つを選んでいるのです。

カウンセリングがしっかり行われていれば、その選択肢の中からお客様の好みを反映したスタイルを選ぶことができます。

しかし、カウンセリングが不十分な場合、お客様の好みは美容師に伝わっていません。
その結果、判断は美容師側だけのものとなり、それがあなたの好みに合うかどうかは、正直なところ“ギャンブル”でしかありません。

 

見ただけでは、好みを判断できない理由

中には、その日のお客様の服装や髪型を見ただけで好みが分かる、という美容師もいるようです。

しかし、お客様の中には「美容室に行く日は特別」と考え、普段とは違う、少し気合の入った服装で来店される方も実際にいます。

また、その日の髪型自体が、前回ほかの美容室で気に入らず、お直しのために来店しているケースもあります。

これらは、直接聞かなければ絶対に分からない情報です。

何年も担当している美容師であれば好みを把握しているでしょうが、そうでない場合は、施術前に最低限、あなたの好みのスタイルを伝えておくことが重要です。

だからこそ、カウンセリングが大事なのです

通常、美容師が「似合うスタイル」を提案する際には、骨格・髪質・雰囲気などを考慮します。

しかし、ここまでお伝えした通り、それだけでは不十分なケースが多いのです。

事前にしっかりカウンセリングを行えば、「好きなスタイル」「嫌いなスタイル」まで含めて考慮できます。
そのため、「似合うヘアスタイルにして下さい」だけで終わらせるのではなく、**美容師と一緒に“あなたが好きで、かつ似合うスタイル”を見つけてほしい**と思います。

脳

多くの美容室では施術前にカウンセリングを行うため、基本的には問題ありません。
ただし、まれに「私にすべてお任せください」というタイプの美容師に当たると、一方的なスタイルの押し付けになってしまう可能性もあるため、注意が必要です。

※「私にすべてお任せください」という言葉は、演出や意図があって使われている場合もあります。
すべての美容師を否定しているわけではありませんので、その点は誤解のないようにしてください。

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