「梳いたらダメという美容師は下手くそ【その1】」(参考記事)では、梳くか梳かないかは美容師が一方的に決めるのではなく、お客様と決めるといいよねというおはなしでした。
そして今回は「その2」として、梳く事を余り良しとしない、ある美容師の勘違いっぷりをとり上げてみようと思います。
ある勘違い美容師のはなし
私は勉強のために、よく色々な美容師さんのYoutube動画を見ます。
例え言っている内容が私の考え方と合わなくても、吸収できる部分は貪欲に吸収したいと考えているので、あらゆる動画を最初から最後まで結構シッカリと見ます。
しかし、流石にこれはアウトだろという勘違い美容師がおりましたので、今からご紹介していきます。
勘違いその1
その「勘違い美容師」が、他の美容師がカットしたお客様をカットし直している所を撮影してYoutubeで公開していました。
そのお客様は「梳かれ過ぎて手入れしにくいので直して下さい」と言っておりました。
間違いなく言えることは、そのお客様は前回の美容室に不満があったという事ですね。
しかしこの時点では、その不満の原因が「梳かれ過ぎたカット」なのか「カウンセリング不足」なのかは判断できません。
その理由はコチラの記事「梳いたらダメという美容師は下手くそ【その1】」で説明している通り、自宅での手入れ(アイロン・コテ・オイル等)と梳くことをセットで施術することがあるのですが、その自宅での手入れ方法が上手く伝わっていなかったのかもしれませんし、もしかしたら美容師が伝えていなかったのかもしれません。
そして、もしもお客様が前回の美容師のアドバイスを忘れてしまったのであれば、いくら聞いても前回の美容室の施術内容は勘違い美容師に伝わるはずがありません。
つまり前回の何に不満なのかは正確に判断しようがないのです。
それなのに「梳いたカットが失敗」だと決めつけている点が勘違いその1です。
勘違いその2
その勘違い美容師はこうも言っていました。
「何かに特化する事が大事で、何でもやる美容師はあまりよくない」と。
その美容師は、乾かすだけでまとまるスタイルに特化しているようでした。
色々とうんちくを垂れていましたが、梳かないカットという動画が幾つもあったので、梳くことを好ましく思っていない事は伝わってきました。
勿論、考え方は人それぞれですし、何かに特化してターゲットを絞り込むというのはマーケティング的にはアリです。
でもこのやり方は、お客様をナメているという事になりかねません。
例えば、勘違い美容師の店に「どうしても梳いて軽くしたい」というお客様が来店した場合、上手く言いくるめる事が出来ればよいですが、納得できないまま梳いてもらえず、重いスタイルにされて帰されたら、お客様はたまりませんよね。
もしもその美容師が「それでいいのだ」とが考えていたなら、お客様をナメきっているという事になります。
何故なら、勘違い美容師はお客様から代金を頂いているのに、ガッカリさせておいて「それでいい」と考えているからです。
プロならば今後同じ思いはさせないように努力をしなくてはいけないと私は思います。
その美容師はそれをせず、未熟なままYoutubeで集客し続けているのですからお客様をナメていると言ってもよいのではないでしょうか?
解決策は2つあります
これの解決策は2通りあり、一つ目は「私は梳くことは苦手なので、お客様の希望するスタイルは出来ません。」と事前にお断りする方法です。
そして二つ目は自分のスキルを上げることです。
このどちらかをしなければ今後もお客様を不幸にし続けてしまうのですが、あの自信たっぷりの表情やしゃべりっぷりを見ていると、どうやら気が付いていないようです。
以上が二つ目の勘違いです。
勘違いその3
3つ目の勘違いは、他店のカットをディスる事が良い事だと思っている点です。
同業者同士でディスり合う姿というのは、はたから見て非常に醜いものです。
じゃあそんな美容師は相手にせず放置しておけばいいじゃんと思うかもしれませんが、不幸なお客様を量産している勘違い美容師を放置していると、美容界全体に悪影響が出てしまいます。
それに、若い美容師達にとっても勘違い美容師の存在は害でしかありませんので、私もこうやって対抗する記事を書いているのです。
勘違い美容師がアホなYoutube動画を削除すれば私もこんな記事速攻で削除するので平和になるのですが、まあ無理でしょうね。
さいごに
「梳くのはダメ」という事がいかにレベルの低いことなのかは十分お伝えしたつもりですが、まだ他にも似たような勘違い美容師がいますので、そのうち記事にしていこうかと思います。